第2回取引改革委員会開催報告

本年度の第2回取引改革委員会が下記の通り開催された。

■   開催日時:平成27年12月4日(金)14:00~17:40

■   開催場所:TFTビル東館9階 9-E会議室

■   議事次第

  1. 「下請取引ガイドラインの改訂」に関する説明と質疑応答                       (経済産業省、適正取引推進講習会事務局、講師:新井弁護士)
  2. 講義「長続きする取引のゲームについて」(講師:細野委員長)
  3. 「第16回経営トップ合同会議・聴き取り調査」報告(事務局)
  4. 各業界団体からの現状報告

■ 出席者 17名  

■ 会議要旨

 委員会では「下請取引ガイドラインの改訂」に関する説明と質疑応答が行われた。「下請法」については、各委員は概ね理解・把握していることもあり、下請法の違反事例、ベストプラクティス(望ましい企業間取引事例)等の解説後に、各委員及び事務局からの質疑応答が行われた。

下請法ガイドライン想定例(PDF) 

また、委員長(中央大学大学院教授 細野助博氏)講義では、「長続きする取引」の為の要因として「違う商品を売るから、うまくいく」、「裏切るよりも協力する」、「付き合い方でジレンマを解消する」、「信用・評判のちからが将来の取引に影響し、長い期間取引が期待できる」等の説明がありビジネスの原点に帰る取引のあり方の一つとしての提言があった。

そして、平成27年度の「聴き取り調査」報告について基本契約書の締結状況、「歩引き」取引の実情等の報告を行った。併せて、日本毛織物等工業組合連合会及び日本繊維染色連合会の協力により、名岐地区7社、染色加工業2社の「聴き取り調査」が実施できたことに感謝申し上げ、来期以降も繊維各団体の引き続きの協力をお願いした。

最後に、経済産業省より各団体傘下企業への「取引状況に関するアンケート調査」の協力要請があった。関係する団体から協力の要請があるとも思いますので、ご協力の程、お願い致します。  

「取引ガイドライン聴き取り調査」報告書(PDF)