事例研究セミナー開催報告

  7月3日「事例研究セミナー」をTFTビルで開催しました。「事例研究セミナー」は、会員企業・団体の実務担当者を対象に、話題性のあるテーマを適時に提供しています。

  去る6月29日に政府与党が最重要法案と位置づけていた働き方改革関連法案が成立しました。「働き方改革によって会社がどう変わるのか?」など関心の高い方が多いことを受け、株式会社東レ経営研究所の宮原淳二氏に「働き方改革の実現に向けて~多様性を活かすこれからの職場とは~」というテーマで講演していただきました。

  講演では、50代管理職男性が親の介護問題に直面した場合をドラマ化したDVDの視聴後に参加者同士のディスカッションなどもある、参加型セミナーでした。

  セミナーに参加された株式会社丸井グループの人事部多様性推進課長の山崎美樹子氏から、自社の短時間勤務者をめぐる事例について紹介がされました。「グループ会社内で会社を越えた職種変更制度があり、43%が制度を活用しており、86%が満足している」とのことでした。

  先進企業での事例や明日から始められる仕事術なども紹介されました。

  宮原氏は、「少子高齢化、人口減少下では限られた時間でアウトプットを出す働き方改革意識が重要で、信頼とコミュニケーションは仕事の効率化の両輪という考えでお互い様の組織風土を醸造する」と結びました。