FISPA ニュース「平成24年度総会開催」

平成24年度通常総会は、6月6日(水)、東京・有明のTFTビルで開催されました。

開会に先立ち、馬場会長から「我々の繊維ファッション産業界は混迷した、先の見えにくい環境にある。こういう時こそ、取引のルールやSCMの取組みを示している「取引ガイドライン」をお互いのビジネスに活用することが重要だ。一昨年から取り組みを始めた、「生産供給に関わる情報の共有化」であるが、現在TAプロジェクトでは、国内外に対応可能な幾つかの情報基盤について、具体策の検討を進めており、本年11月に予定している「経営トップ合同会議」では具体策が答申されるものと考えている。」と挨拶を致しました。

また、ご来賓の経済産業省田川繊維課長は「夏の電力事情が予断を許せない状況での引き続き節電への協力を申し上げる。繊維産業に関してはサプライチェーンの多段階構造の課題を克服する為にはSCM推進協議会の活動が重要であり、「ガイドライン」の実践及び「経営トップ合同会議」をもって実効性をもたせ取引改善を推進させて頂きたい。今後の海外との競争激化の中では我が国の長いサプライチェーン全体の「構造改革」が必要であり、繊維産業の「全体最適」を前提に「情報の共有化」を推進する重要性がある。本年の「アゾ染料」に対応した自主基準策定の過程では繊維産業各々の業界の利害を超えた業界団体の活動が機能して出来上がったと感じている。「情報の共有化」等の活動は我が国にとって課題であり、繊維産業に於ける「情報の共有化」推進事業への経済産業省として協力をしていきたい」と挨拶をされました。

議事では、「平成23年度事業報告及び決算報告」「平成24年度事業計画及び事業予算」「定款の一部改定」等についての審議が行なわれました。全ての議案につきましては、満場一致で承認されました。

詳細は以下の通りです。

◯ 平成23年度事業報告(PDF文書)

◯ 平成24年度事業計画

◯ 平成24年度役員名簿

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