第5回取引ガイドライン検討分科会開催報告
■開催日時:平成29年11月30日(木) 15:00~17:00
■開催場所:東京ファッションタウンビル(TFTビル)東館9階 9E研修室
■出席者:15名
■議事内容
・「業務条件」に関する前回の討議内容確認
・「業務条件」の討議続き
・その他
■議事要旨
前回に引き続き取引ガイドライン第三版改訂に向け、「業務条件の取り決め項目」の品質関連項目についての議論、意見集約をして審議をした。
各委員からの主な意見は下記の通り。
・受注者側の立場から、品質管理基準を満たさない商品の特別採用とした場合の「品質に関する責任主体と責任範囲について」明確化した項目を追加してほしい(副資材)
・品質については販売者責任もあり販売員の教育が重要である(小売り)
・素材に対する知識不足でおこるクレームが増えているように感じる。縫製工場の方から問題となった事例などについて学べる機会を設けてほしい(商社)
「品質検査管理基準について」は、各社における品質試験内容も異なることを踏まえ、業界として新しい基準を作るのではなく、試験要項および試験成績報告書については、一般社団法人日本アパレルファッション産業協議会と各検査協会が取りまとめた「試験要項(試験方法)と試験成績報告書」を採用した経緯について、事務局より説明があった。
公的機関でなくても自社ラボ等の機関がJISで認められていれば、認めてほしいとの要望も聞かれたが、問題発生時の保険にならない点が課題となっている。
次回第6回ガイドライン検討分科会は12月21日(木)に開催決定。