第1回縫製業ガイドライン検討分科会開催報告
■開催日時:平成30年2月20日(火) 14:00~16:00
■開催場所:東京ファッションタウンビル(TFTビル)東館9階 9E会議室
■出席者:23名
■議事内容
・「縫製業ガイドライン検討分科会」開催趣旨説明
・今後の検討課題について
・「適正加工賃算出システム」について(日本アパレルソーイング工業組合連合会)
■議事要旨
阿部専務理事より「TAプロジェクト『取引ガイドライン第二版』はアパレル・商社と縫製工場間、及び縫製工場と副資材コンバーター間における取引について触れておらず、課題として残っている。『縫製業ガイドライン(仮称)』作成に向けて、参加委員の皆さんが対等の立場で忌憚ない意見を交わしてほしい。」と挨拶があった。
縫製工場委員からは「下請けという立場で意見を言う機会があまりなかった。」「縫製工場が減っている。発注側と受注側が共存共栄で取り組んでいく必要性があると思う。」などの意見があった。指図書・仕様書がない場合や加工賃がなかなか決まらない等、取引上の問題点も指摘された。
具体的な課題である基本契約書、発注書、計画情報、適正な工賃設定等については、次回から討議することとした。
4月開始予定の日本アパレルソーイング工業組合連合会が運営する適正な加工賃(価格)を積算し加工賃交渉を支援するシステムツール「ACCTシステム」について説明があった。これは、発注企業に適正な価格もしくは標準価格(加工賃)を提示することで、適正な価格交渉を可能にし、正確な工程分析にも繋げて生産ライン編成・工程合理化により生産性向上を目指すシステムである。
次回は4月6日開催予定。