第3回縫製業ガイドライン検討分科会開催報告

■開催日時:平成30年5月18日(金) 15:00~17:00

■開催場所:東京ファッションタウンビル(TFTビル) 9-E会議室
■出席者:16名
■議事内容
 ・計画情報の共有項目
   ・業務条件確認項目

■議事要旨
  事務局にて関係者にヒアリングし、計画情報項目、業務条件項目についてのたたき台となる資料を基に議論を進めた。

  計画情報共有項目、業務条件標準項目の発注関連に関しては、取引ガイドライン第三版(案)でほぼ統一できると思われる。

  価格関連に関しては、ビジネスモデルの変化もあり属工も増加している。発注側は附属の発注などにかかる作業代等は協議しているという認識であるが、受注する縫製工場側は、附属の手配の手間や保管・管理のために別途費用が掛かっているおり、労務費が転嫁されているという認識のズレがある。過当競争のために過剰なサービスが慣例となってしまっている。取引の業務条件を共通認識にするためにも、業務かサービスかを具体的に上げて協議していくこととした。

  属工の場合、先に支払いが立ってしまうことがあり資金繰りに影響することがあるとの意見もあった。工場と附属メーカーが直接取引することも多く、支払いサイトが長かったり、歩引きがあったり、問題点も見受けられる。

  縫製業取引ガイドライン「委託加工契約書」について、顧問弁護士に協議会としての委託加工契約書のひな型の作成を依頼している。

  次回は6月に、業務条件確認項目の討議の続きを行うこととする。