ユニフォーム取引に関するセミナー開催報告
12月21日TFTビルに於いて、TAプロジェクトユニフォーム分科会に参加する企業の実務担当者を対象に「ユニフォーム取引に関するセミナー」を開催しました。
講師には公正取引委員会事務総局 経済取引局 取引部 取引企画課 相談指導室の大脇麻季氏にお願いし「独占禁止法における談合について」というテーマでお話をいただきました。
大脇氏は「公正で自由な競争が確保されるために事業者が守るべき基本ルールとして『経済憲法』である独占禁止法がある。」と述べ、独占禁止法禁止規定の概要や平成22年に改正された事業者団体のガイドラインである「事業者団体の活動に関する独占禁止法上の指針」について解説致しました。
その中で「価格・数量・顧客・販路・参入等を制限する行為は原則として違反となる。また、自主規制・自主認証・認定などは活動の内容・態様等によっては、多様な商品又は役務の開発・供給等に係わる競争を阻害することとなる場合もある。需要者(買う人)の利益を不当に害していないか、事業者間で不当に差別的でないかなどいくつもの判断基準がある」と説明をされました。
参加した受講者からは「BtoC取引になるユニフォーム業界特有の問題についてジレンマを感じている。」「独占禁止法に関する理解を深めることができた。」などの声が寄せられました。
事務局からは、TAプロジェクトユニフォーム分科会の今後の進め方について、今後も引き続きユニフォーム業界固有の共通の課題解決策に向けて議論するために、年明け以降、メンバー、スケジュール、議題等、分科会開催について事務局より提案する旨を報告致しました。