第1回事業運営委員会開催報告

■開催日時: 令和2年12月8日(火)15:00~16:50
■開催場所: TFTビル東館9階 909研修室
■出席者: 16名
■議事
1.令和2年度事業報告と令和3年度事業計画(案)について
2.コロナ禍の影響 取引上の問題
3.下請法運用ルールの改正案や電子債権の状況などについて
4.物流問題について
5.「繊維産業EDI標準メッセージ」について
6.その他

■ 会議要旨
委員からは新型コロナウイルス感染拡大が長期化したことによって、「モノが全く売れない」「海外のロックダウン」「第3波の不安」など苦戦している状況が報告された。一方、ウィズコロナ、コロナ収束後を見据えての発言もあった。
「過去の震災や台風など災害でサプライチェーンが断絶した場合、2年過ぎると元の水準に戻っているが、コロナに関しては元に戻らないと予測されている。ビジネスをどのように元に戻すのかという観点ではなく、今までのビジネス以外のところをどのように成長させていくのかが重要。災害等でサプライチェーンの断絶など不測の事態が発生したときにどう対処するか、代替手段などきちんと策をとっていることが、投資家の評価する項目の一つになってきている。」との発言があった。

物流業界の急激な需要の増加や人材不足が問題化されている。テキスタイル物流の場合は梱包の幅が長尺となるため手作業になることなど、集荷納品の際の付帯業務の負荷が大きいことから敬遠されている。このような問題は、テキスタイル物流に限ったことではないため、引き続き繊維以外の他業種の取り組みなどの情報収集をすることとした。

繊維産業EDI標準メッセージは、2006年4月以降更新されていない。
現在の環境に見直すとなると、かなり負担がかかることから、維持管理を見合わせる方向で検討することとした。
   

お願い
現在、「繊維産業EDI標準メッセージ」を利用している企業・事業者のみなさまは当事務局までご連絡をお願いいたします。