経営トップセミナー開催のご報告
本年度の経営トップセミナーを2月12日有明TFTビルにて開催いたしました。
講師に、株式会社富士通総研主席研究員の柯隆(かりゅう)氏を招き、「米国利上げ後の世界経済と中国、日本経済の影響について」というテーマでお話しを伺いました。
来日して28年になる柯隆氏は流暢な日本語で、母国中国政府に対する本音トークとジョークを交えた話術で聴講者の関心を掴み、会場は盛り上がりました。
ちょうど旧正月期間で中国本土からの多くの観光客が来日し、インバウンドが期待できることに関連し、「中国人に対してもっと売り込みするべきだ。しばらく爆買は続くだろうから、何をどう売るのかがポイントになる」と話されました。
中国経済は昨年より方向感が失われた「迷走」期に入っており、三つの過剰(設備・債務・労働力)の危機に面していると提言されました。特に人口減少と男女比のインバランスを問題視されていました。
最後に、中国から見た日本の技術は大変魅力あるものに間違いないから、もっと進出するべきだとまとめました。
当協議会では、今後も会員企業・団体の方々にお役に立つような題材を提供していく予定です。