FISPA便り「JAFICの熱い夏」

 夏は、山へ、海へ、と行楽に出かけたり、田舎の実家に行って墓参りを兼ねた休暇を楽しみながら、戦争や人の死に思いを馳せる季節ですが、同時に秋からのビジネス推進に向けての“充電の季節”でもあります。そんな夏のはしりの7月下旬に、日本アパレル・ファッション産業協会が、低迷するアパレル製品消費を活性化することにつながるイベントを実施しました。

 東京・日本橋のオンワードパークビルディングのホールで開いた、アパレル企業と若手クリエイターのビジネスマッチングのことです。JAFICが行っている企業とクリエイターの出会い事業である「JAFIC PLATFORM」(JPF)は、資金力・経営力があるアパレル企業と才能がありながら資金力・経営力に欠けるクリエイターの良き出会いを実現することで、創造性の高いアパレル製品を開発し、新たなビジネスモデルを創出するのが狙いです。

 JAFICは、かねて基本方針に「需要創造・市場創造」を掲げています。ファッション製品という、消費者の感覚に訴える商材を扱う事業者団体として、このテーマはいつの時代にも必要なことでしょう。しかも、足元の景況は、一部の企業やブランドは活況ですが、総体的には売り上げ不振が続いています。その打開策としても、企業とクリエイターの出会いは必要なことだと思います。

 当日は、アパレル企業から16社・49人が、若手クリエイターから26人が参加しました。内容は、JPFクリエイターと業務委託契約を実施して、効果をあげているオーロラ㈱の若林康雄社長ら5人の企業トップがアーモンドアイ代表取締役の白浜匡城氏の司会で「クリエイターをどう活用しているか」、「契約形態は?」「失敗例、成功例…」などをパネルディスカッション形式で話しました。

 続いて、安達稔、北澤武志、廣川玉枝さんら26人のクリエイターがプロフィール画像を背景に自己紹介しました。事前に配布されたクリエイター名簿も経歴、作品の写真、作品のポイントがわかりやすく記されていて、クリエイターの実像を知る上で参考になったと思います。さらには、各クリエイターの作品を手に商談を進めました。

 この日の“集団見合い”から、何組がゴールインするのでしょう。酷暑の今夏、企業とクリエイターの熱い交際が実現し、低迷するアパレル市場に清新な風を吹かせることを期待したいと思っています。       

(聖生清重)

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