第2回縫製業ガイドライン検討分科会開催報告

■開催日時:平成30年4月6日(金) 15:00~17:00
■開催場所:東京ファッションタウンビル(TFTビル) 908研修室
■出席者:27名

■議事内容
 ・基本契約書及び発注書について
 ・今後の進め方、その他

■議事要旨
 第2回分科会を開催するにあたり事務局では、今回のテーマである基本契約書及び発注書の実情について、分科会委員の方々に事前アンケートを実施し、その集計結果に基づいて討議した。

  基本契約書に関しては、発注側である大手アパレルや商社ではほぼ100%の締結率で、契約書を結ばないと社内審査が通らず口座開設ができないという意見も多く聞かれた。一方、受注側の縫製工場では、スポット的な受注や中小アパレルとの間では契約書の締結は行なわれていないのが現状で、契約書締結の重要性は理解しているものの、100%の締結には至っていない状況であった。

  縫製工場と副資材コンバーターとの間でも、口座数が多く、印紙代が莫大になることや、中にはスポット的な取引も多くあるため、全ての先と契約書を締結することは無理がある、といった意見が聞かれた。
また、締結できない理由の一つに、発注側、受注側双方に法的な知識が備わっていないために契約書そのものをどう作ればいいのか分からない、といった意見もあったため、事務局としてはガイドラインの中に委託加工契約書のサンプルを付け加えるべく検討することとした。

  発注書については、発注側、受注側双方とも概ね発行されているとのことであった。
一部に内容的に不備があるとのことであったが、そのことで大きなトラブルに繋がった事例はなく、
発注書に関しては大きな問題はないようであった。

  次回は5月に開催を予定し、計画情報の共有項目、業務条件確認項目について討議することとした。