第2回事業運営委員会開催報告
■ 開催日時: 令和元年12月3日(火)15:00~16:25
■ 開催場所: TFTビル東館9階 9-E会議室
■ 出席者: 19名
■ 議事 ・経営トップ合同会議の報告
・令和元年度事業報告と令和2年度事業計画(案)について
・自主行動計画フォローアップアンケート報告
・事務局からの連絡
■ 会議要旨
事務局より11月14に開催した第20回経営トップ合同会議の報告がされた。
経営トップ委員の発言を基に、サプライチェーン各段階での課題や協議会としての今後の活動について意見を交わした。
・テキスタイルの物流に関して、ドライバーの不足に加えて貨物が増加する問題がある。運送会社から運賃のアップを要請される。最悪、撤退するというリスクに直面している。配送費については十分に話し合うとガイドラインや自主行動計画でも明記されている。ケースバイケース、個々の立場で対応が異なる。(テキスタイル)
・2018年に収益認識に関する会計基準というのが導入された。当社の会計士が言うには、染色で言うとあくまでも染色加工の契約であって、検品・検査・梱包・運賃は染色ではない。それぞれに契約をして請求する必要がある。運賃は売り上げではない。2021年には強制適用される。(染色加工)
・来年のオリンピックで道路事情に規制がかかる可能性がある。モノが取り出せなくなる最悪の事態を回避するために、トライアルとして川崎や新潟を利用している。配送コストがかかるので原価に反映せざるを得ないこともある。(小売り)
・不要在庫や不良品の処分については、基本OEMなので相手先の要望通り廃棄している。供給量がオーバーしているのは事実で、リサイクル、サスティナブル、ということもあり業界が疲弊していると感じる。SCM推進協議会は取引の適正化が根底にあるとは思うが、この問題についても議論して欲しい。(商社)
・不要品の廃棄については様々な対策をしており、販売方法から変えてきている。リユースショップ運営や余った衣料品を毛布や軍手にして後進国の支援をしている。去年頃から火力発電の固形燃料にしている。リサイクル事業にも相当なお金をかけている。(アパレル)
事務局では、IT関連、SDGs、環境問題、物流問題等に対してもサプライチェーンの全体最適を目指し、協議会としてどのような取組をする必要があるのか検討することとした。