第12回経営トップセミナー開催報告

  本年度の経営トップセミナーを9月14日東京ファッションタウンビルにて開催した。

  12回目となる今回は、講師にベストセラー「世界のエリートはなぜ『美意識』を鍛えるのか?」や「ビジネスの未来」「ニュータイプの時代」の著者である山口周氏お招きして「アフターコロナの時代に求められるニュータイプの思考」をテーマにお話を伺った。

  参加者には山口氏の著書のファンで、生の声を聞くことを楽しみにされている方も多くいた。山口氏は「優秀の定義は変わらないといけない。昭和的なよさであった優秀思考は通用しなくなっている」と述べ、「ニュータイプ」と「オールドタイプ」の違いを分かり易く説明された。また、「企業や組織でにおいて、上司や目上の人に対して、反論したり意見を具申したりすることが難しいとされる権力格差指標が高いとイノベーションが起こりにくいのではないか」と述べ、ヒマラヤ登山の調査の具体例を出し、関係性について分析された。

   一番興味深かったとの声が多かったのは、「『役に立つ』を追求すると役に立たなくなる。『役に立つ』よりも『意味がある』方が価値は高い」という話であった。

　参加者からは、「固定概念が覆された」「非常に面白い内容で時間が短く感じた」「未来を構想するにあたって示唆に富む話をきくことができた」などの感想が寄せられた。

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