第22回経営トップ合同会議開催報告

3月9日、「第22回経営トップ合同会議」を開催した。今回は、新型コロナ感染拡大防止のため、東京有明の会場とオンライン参加者を繋いだハイブリッド会議を実施した。

参加企業53社の経営トップ、TAプロジェクト窓口担当者、来賓として経済産業省の柴田審議官、オブザーバーとして企業、業界団体の方、およそ100名が参加した。

大澤会長から「皆様のご努力により、法令遵守は勿論のこと、皆様と取り決めた『取引ガイドラン』を実行することで、基本契約書の締結が当たり前になった。『歩引き』取引についても、全廃出来た企業が多くなってきた。廃止に向けた活動が浸透してきた証であり、大変喜ばしいことである」と挨拶があった。

座長である株式会社三景の児島会長は、「この『経営トップ合同会議』に参加する企業は、取決めた具体策について実行する責任と義務がある。売り手と買い手のそれぞれの立場があるが、それを乗り越えて、基本契約書を取交わし、信頼関係を築くことができた」と述べた。

経営トップ合同会議は、平成15年に発足以来19年間繊維業界の全体最適とSCM推進を目指し、合意形成を実施してきた。「TAプロジェクト取引ガイドライン」策定を始め、当初の目的は大方達成できたことを踏まえ、発展的に終了することが発表された。経営トップが一同に会する会議体は今回をもって終了するが、引き続き、①「聴き取り調査」の実施 ②「歩引き取引」の廃止 ③「取引ガイドライン」の普及を軸に取引の適正化への取組みを行うことが決定した。

第22回経営トップ合同会議議案書 
第16回TAプロジェクト聴き取り調査報告書 

経営トップ合同会議委員名簿 

経営トップ合同会議委員名簿