「取引ガイドライン説明会」開催のご報告

 9月18日、東京・有明のTFTビルにて「取引ガイドライン説明会」を開催いたしました。

今回の開催に当たっては、昨今、取引上における問題についての問い合わせが多く、その内容につきましても、ガイドラインを策定した当時の課題と重なり合うことが殆どであったことから、今一度、買い手、売り手の立場を超えて「公平で平等な取引」を実践していただくために開催致しました。

政府も平成17年以降、指定した日本の16業種について「下請適正取引推進のためのガイドライン」を策定し普及に努めておりますが、繊維産業につきましては、「不透明で問題の多かった取引慣行を改善するとともに、生産性の向上を目的としており、産業の競争力の強化に資することやその実効性を高く評価している」との事由から、当協議会が策定しております「TAプロジェクト取引ガイドライン」を認定しております。

 説明会では、取引を行う第一歩として基本契約書の締結の重要性や、企業間のSCM構築に必要な「情報の共有項目」「発注項目」等についても説明がありました。この説明会には、アパレル、商社など繊維業界の生産、管理、企画担当者など約80名が参加しました。

当協議会では、今後も「公正で平等な取引」を実行するため、このような説明会を開催して参ります。なお、説明会につきましては、業界団体、企業単位でも受け付けておりますので、ご遠慮なく事務局までお申し込み下さい。